火災旋風を覚悟しておく


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大火災だからと言って火災旋風が起きるとは限りません
ということは起きないとも言い切れません
発生の仕組みが完全には解明されていません
学問的にはどうであれ
実際、東京では関東大震災の時と東京大空襲で発生しています

東京は火災旋風が起きやすのでしょうか

 

 

火災旋風って何?

 

超簡単に言えば
高熱の竜巻となるでしょうか

  • 炎を含んだ竜巻のような巨大な渦
  • 炎は含まないが高温の竜巻のような巨大な渦

どのように見えるかだけの違いのようにも感じられます

  • 火災旋風の中心温度は1000℃を超えると言われています
  • 風の速度は 秒速 秒速ですよ 100m/sになると言われています
    大木もねじ切ります
    上空数百メートルにあらゆるものを焼き尽くして放り投げます

一般的な目安として
木材の発火温度が約260℃から460℃(条件、樹種により幅がある)
新聞紙 約290℃
火葬の温度 800℃前後(状態により調節)
純鉄の溶解温度 約1530℃

東京は普段は竜巻はめったに発生しません

しかし、関東大震災(1923年)と東京大空襲(1944、1945年)で発生しています
大規模な火災と地形、風の吹き方が関係するようです

 

関東大震災では

1923年(大正12年9月11日)東京を襲った関東大震災は
死者10万5000人強を出しました

そのうちの約9万人が焼死です

火災旋風で有名なのは

「被服廠跡」です(現在は東京都慰霊堂)

陸軍被服廠の跡地を公園にする予定で空地になっていました

そこに地震で避難してきた人々がおよそ4万人集まりました

人々が集まっているところに
あろうことか火災旋風が襲ったのです

火災旋風が近づいただけであらゆるものが発火し
人々は豆を投げるように上空に飛ばされたそうです
死者3万8000人に及びました

火災旋風はいたるところで発生してたのでしょう

隅田川や池に飛び込んだ人も溺死したり
火災旋風で巻き上げられたものが降ってきて亡くなったそうです
引きちぎられたトタンが舞ってきて首を切られた人もいたとか・・・

生き延びた人の例

そんな中で生き延びた方もいたようです

  • 川、池に飛び込んで潜って頃合いをみて息継ぎをした人
      川、池に飛び込んだ人はたくさんいたのです
      溺れた人につかまられたり
      水面も高温のため肺を火傷したり
      火災旋風が巻き上げた落下物にあたったりして
      ほとんどの人が死んで翌朝見ると水面が見えなかったそうです
      
      つまりこの人は水にもぐって火災旋風と落下物の衝撃からも身を守れたわけです
  • 転んで他の人も上から重なって倒れてきたおかげで火災旋風の熱から守られた人
      ヘタをすると圧死です
  • 逃げ切った人
      とにかく走り回って逃げ切った人(すごい猛者)
      人混みに押されているうちに安全な方向に行った(ラッキー)

 

どれも、究極のサバイバルです

もしもの時のヒントになるかもしれませんね

 

 

 ↓ この本は自然現象の「風」についてわかり易く書かれています。
   「火災旋風」についても書かれています 。
   冷静な科学の一般書です